最近、X FACTORとかAmerica's got Talentとか、海外のオーディション番組で英語を勉強している。
しかし歌しかないX FACTORと違ってAmerica's got Talentは(Britain's got Talentも)ダンスやスタンダップコメディもあったりする。
そしてダンスはともかくスタンダップコメディは全部しゃべりなのでついていくのがかなり難しい。
しかも色んなこなれた言い回しが分からないと面白みがわからない。字幕がある動画で文章を読んでも分からなかったりする。
今回はAmerica's got Talentのコメディ動画を何度も再生し直し読み直して、なんとか理解した気がするので読み下してみる。
ちなみにこれは以下の記事で書いた、「リスニングはフレーズ」の実践でもある。
なんというかとりあえず、英語学習というものがいかに地道な努力か垣間見ていただければ幸いである(笑)
ただ、この漫才以前に挑戦者の女性がどういうネタをやったのか判然としない。
なーんとなく、
のは分かって十分面白いのだが、それだけに元々のネタを理解したくなる。
いったい何がそんなにMel Bのカンに触ったのであろうか?
その理由はやはり、いくつものこなれたフレーズにある。
まず最初に、「私はいつも仕事をwith integrityでやってきた」と始まる。
withもintegrityももちろん知ってるが、2つ並ぶとよく分からなくなるわたくし(^_^;)
これは「誠実に」という意味で、その後の「オンナを使ってget aheadなんかしたことないのよ」につながっていくが、ここでまたget aheadが分からない。
前に進む?何となく分かるようなわからないような。。と思って調べてみると、これは文脈により「出世する」という意味になるらしい。
つまり、
というくだりになる。
ここで既に笑いが起こっているのは、これは彼女がそもそもそんなオンナの魅力ないだろうという意味なのだろうか(^_^;) かなり失礼である(^_^;)
森三中あたりにダウンタウン浜田が平然とした顔で、間髪入れず「そらそやろ」とツッコんでいるのが見えるな(笑)
これも"willing to be!"とキメられても、ぜんぜん意味がわからなかった。
何かを「喜んでやりたい」のだろうが一体何を?
そもそも文章が長いのもあって混乱するわたくし(^_^;)
しかしこれはその前段で「オンナを使うなんてしたことない」と言ってるので、「喜んでオンナを使う」という不謹慎なことを言っている、ということなのだろう。
オンナを使うなんてズルいことはやらない、とカッコいいことを言っておいて、即座にそれをひっくり返すので笑いが起こる。
しかも「オンナを使う」と言っただけで失笑が起こる人がそれを言ってるので、余計に可笑しいわけだ。
まとめて言うと、
もっと逐次に訳すと、さすがのアタシもオンナを使うのを辞さない、それくらい重要なポイントが来た、という感じだろうか。
「いや結局やるんかい!」と心の中でツッコみましょう(・∀・)
しかしその後のフレーズがまた分からない。
トランプする??はぁ??
これも調べてみると、tramp cardは単にトランプのカードではなく、「切り札」という意味になる。
そしてそれをplayするとはどういうことかというと、「奥の手を使う」というニュアンスになるらしい。
つまり前段で言ってた「オンナを使う」ことを指してるわけね。
と言っている。そして最後に、
でオチる。
そのまま読むと意味不明だが、
と言ってるのである。
「奥の手」がcardという表現で、expireが
になるので、女性の年齢を暗に揶揄しているわけである。
cardと女性をかけたdouble meaningになっとるわけですが、tramp cardを奥の手と訳すとexpiredの面白みがきちんと伝わらない、翻訳者泣かせのくだりであろう。
と言いながらMel Bをじーっと見て、
とわざわざ言うのでMel Bがキレるわけですな(笑)
という感じでしょうか(笑)
隣で(Mel Bと同世代の)ハイジ・クラムが応援してるのも笑える(笑)
20歳そこそこでSpice GirlsとしてフレッシュにデビューしたMel Bも今や42歳。わたくしとそこそこ同世代でございます(・∀・)
賞味期限切れ言われてキレるのも致し方ないと言えましょう(笑)
いやーしかしサイモンともみ合ってるところは、ドリフのコント終わりの”テンテンテンテンテテテンテンテンテンテンテンテンテンテン♪”が聞こえてくる感じがするねw
そんなわけでコメディを頭で理解するというのも野暮な話だし、そもそもかなりめんどくさかったが、こなれたフレーズがいくつも分かって自分には収穫であった。
ガイジンさんというのはしかし、実に素直に笑うもんなんやねと再確認。
うっかりちゃっかり、なんか安心して読める日本の4コマ漫画みたいなネタ(笑)
でも楽しかったです。
頑張ってればこういうのがすーっと分かる日が来るのかなぁ。。
いつか英語びととコメディ見ながら、一緒に爆笑したいものである(^_^;)
しかし歌しかないX FACTORと違ってAmerica's got Talentは(Britain's got Talentも)ダンスやスタンダップコメディもあったりする。
そしてダンスはともかくスタンダップコメディは全部しゃべりなのでついていくのがかなり難しい。
しかも色んなこなれた言い回しが分からないと面白みがわからない。字幕がある動画で文章を読んでも分からなかったりする。
今回はAmerica's got Talentのコメディ動画を何度も再生し直し読み直して、なんとか理解した気がするので読み下してみる。
ちなみにこれは以下の記事で書いた、「リスニングはフレーズ」の実践でもある。
>> たぶん唯一の、英語リスニングができるようになる方法――大人になってからの英会話(1)
なんというかとりあえず、英語学習というものがいかに地道な努力か垣間見ていただければ幸いである(笑)
■仲が悪いMel Bとサイモン
自分はこの動画↓の、Mel B(Spice Girlsのひと)と音楽プロデューサーのサイモン・コーウェル(毒舌で有名)が繰り広げる漫才がとても好きである。ただ、この漫才以前に挑戦者の女性がどういうネタをやったのか判然としない。
- 挑戦者の女性が自虐的なネタをやって
- サイモンがMel Bにキミにも当てはまると仄めかして揉めてる
のは分かって十分面白いのだが、それだけに元々のネタを理解したくなる。
いったい何がそんなにMel Bのカンに触ったのであろうか?
※以下順に読んでいくので、ネタバレが嫌な人は読まずに自分で視聴して理解するのをオススメ。
■冒頭、前フリ
この動画には字幕が付いてるので、どうしても分からなくて読んでみたのだがそれでも分からない。その理由はやはり、いくつものこなれたフレーズにある。
まず最初に、「私はいつも仕事をwith integrityでやってきた」と始まる。
withもintegrityももちろん知ってるが、2つ並ぶとよく分からなくなるわたくし(^_^;)
これは「誠実に」という意味で、その後の「オンナを使ってget aheadなんかしたことないのよ」につながっていくが、ここでまたget aheadが分からない。
前に進む?何となく分かるようなわからないような。。と思って調べてみると、これは文脈により「出世する」という意味になるらしい。
つまり、
「アタシはマジメに生きてきて、オンナを使って楽に仕事しようなんて思ったこともないわ」
というくだりになる。
ここで既に笑いが起こっているのは、これは彼女がそもそもそんなオンナの魅力ないだろうという意味なのだろうか(^_^;) かなり失礼である(^_^;)
森三中あたりにダウンタウン浜田が平然とした顔で、間髪入れず「そらそやろ」とツッコんでいるのが見えるな(笑)
■やるんかい!
そして直後の段で、「でもアタシのキャリアの中でついにI would be willing to beなときが来たわ!」とキメが入る。これも"willing to be!"とキメられても、ぜんぜん意味がわからなかった。
何かを「喜んでやりたい」のだろうが一体何を?
そもそも文章が長いのもあって混乱するわたくし(^_^;)
しかしこれはその前段で「オンナを使うなんてしたことない」と言ってるので、「喜んでオンナを使う」という不謹慎なことを言っている、ということなのだろう。
オンナを使うなんてズルいことはやらない、とカッコいいことを言っておいて、即座にそれをひっくり返すので笑いが起こる。
しかも「オンナを使う」と言っただけで失笑が起こる人がそれを言ってるので、余計に可笑しいわけだ。
まとめて言うと、
「でもアタシのキャリアの中でついに喜んでオンナを使うときが来たわ!」
もっと逐次に訳すと、さすがのアタシもオンナを使うのを辞さない、それくらい重要なポイントが来た、という感じだろうか。
「いや結局やるんかい!」と心の中でツッコみましょう(・∀・)
■トランプカードが何だって?
その後は日本人にはけっこうベタな展開で、オンナを使おうと思ったのに、no one's interested、「誰も興味を持たなかったけど」と続く。ここは分かりやすい。しかしその後のフレーズがまた分からない。
I'm not saying you should play the tramp card.
トランプする??はぁ??
これも調べてみると、tramp cardは単にトランプのカードではなく、「切り札」という意味になる。
そしてそれをplayするとはどういうことかというと、「奥の手を使う」というニュアンスになるらしい。
つまり前段で言ってた「オンナを使う」ことを指してるわけね。
「アタシ、みんなに奥の手を使えとは言わないわ」
と言っている。そして最後に、
「だってアタシが奥の手を使おうとしたら。。男たちに”えーーと、、このカードは期限切れです”って言われて終わったもの」
でオチる。
そのまま読むと意味不明だが、
「キミはもう賞味期限切れなんでノーサンキューだよと言われちゃった」
と言ってるのである。
「奥の手」がcardという表現で、expireが
- クレジットカードなら期限切れ
- 食べ物などに使うと「賞味期限切れ」
になるので、女性の年齢を暗に揶揄しているわけである。
cardと女性をかけたdouble meaningになっとるわけですが、tramp cardを奥の手と訳すとexpiredの面白みがきちんと伝わらない、翻訳者泣かせのくだりであろう。
■そしてMel Bがキレる!(笑)
で、審査のときにサイモンが軽く噴き出しながら「あなた(挑戦者)の言ったことは多くの人にも関係するね」
と言いながらMel Bをじーっと見て、
「いや別にキミのことは見てないよ」
とわざわざ言うのでMel Bがキレるわけですな(笑)
誰が賞味期限切れじゃボケ!
という感じでしょうか(笑)
隣で(Mel Bと同世代の)ハイジ・クラムが応援してるのも笑える(笑)
20歳そこそこでSpice GirlsとしてフレッシュにデビューしたMel Bも今や42歳。わたくしとそこそこ同世代でございます(・∀・)
賞味期限切れ言われてキレるのも致し方ないと言えましょう(笑)
いやーしかしサイモンともみ合ってるところは、ドリフのコント終わりの”テンテンテンテンテテテンテンテンテンテンテンテンテンテン♪”が聞こえてくる感じがするねw
そんなわけでコメディを頭で理解するというのも野暮な話だし、そもそもかなりめんどくさかったが、こなれたフレーズがいくつも分かって自分には収穫であった。
ガイジンさんというのはしかし、実に素直に笑うもんなんやねと再確認。
うっかりちゃっかり、なんか安心して読める日本の4コマ漫画みたいなネタ(笑)
でも楽しかったです。
頑張ってればこういうのがすーっと分かる日が来るのかなぁ。。
いつか英語びととコメディ見ながら、一緒に爆笑したいものである(^_^;)
|
コメント
コメントを投稿